証拠物件第三号——証拠物件目録、一丁から四丁
捜査記録は必ず、それ自身の目録から始まる。タイプ打ちの四丁、D-1からD-208まで振られた208件の証拠番号、最後の二十件はせっかちな手がボールペンで書き足したもの、そして63番には誰も認印を押していない抹消線が一本。最初にスキャンされるものであり、最後に読まれるものだ。目録には匂いがない。
D-14について、事件簿4417の証拠物件目録はこう告げている。ソランジュ・フェレロ氏聴取調書、14号車、寝台61番。
記録の当該ページにあるのは、ジュリアン・バルデの聴取調書だ。